ナナメヨミBlog

旧ナナメヨミ日記。Blogに移行しました。

2009-01-01から1年間の記事一覧

格差社会を生み出すもの

はてなダイアリープラスに加入してアクセス解析を眺めていると、「格差社会」というキーワードで訪れる人が多いことが分かった。なので、格差社会について改めて考えてみたい。テーマは「格差社会を生み出すものはなにか」である。 結論からいうと、IT化(…

「ネット右翼」の危機

はてなブックマーク - J-CASTニュース : 政権交代で「ネット右翼」危機? 2ちゃんねるでも潮流変化か 先の衆院選で自公政権は大敗、民主党が308議席を獲得し、政権交代がまもなく実現することになる。ネット上ではながらく「ネット右翼」が幅を利かせてきた…

自動車はなぜ売れないのか 「憧れ」から「手段」へ

自動車の販売台数が年々低下しているという話題をよく耳にする。自動車メーカーの幹部も頭を抱え、日本市場を捨てて海外市場に活路を見出そうとしているようである。そもそも、自動車が売れないのはなぜか。 自動車が憧れだった時代 マイカーが普及する以前…

「1Q84」を楽しく読む

嫌いな理由を語ることは容易いけれど、好きな理由を語ることはむずかしい。 小説はただ楽しみのために読むのであって、その理由を言葉にするやいなや、楽しみに含まれるさまざまな心の動きのほとんどが、削ぎ落とされてしまう。村上春樹の小説はとくに、語り…

グローバリゼーションは地方都市に何をもたらすのか

リチャード・フロリダ「クリエイティブ都市論」(ダイヤモンド社)を読んで、グローバリゼーションに思いを巡らせる。クリエイティブ都市論―創造性は居心地のよい場所を求める作者: リチャード・フロリダ,井口典夫出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 20…

「ポスト戦後社会」を読み解く

吉見俊哉「ポスト戦後社会」(岩波新書)を読む。ポスト戦後社会―シリーズ日本近現代史〈9〉 (岩波新書)作者: 吉見俊哉出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/01/20メディア: 新書購入: 8人 クリック: 57回この商品を含むブログ (50件) を見る 岩波新書の「…

1970年代 自民党の派閥抗争とは何だったのか

沢木耕太郎『危機の宰相』を読み、自民党の歴史に興味を持ったので、北岡伸一『自民党』(中公文庫)、福永文夫『大平正芳』(中公新書)の二冊を読んだ。自民党―政権党の38年 (中公文庫)作者: 北岡伸一出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2008/07/01メデ…