ナナメヨミBlog

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革靴趣味の話

 私は最近になって革靴に興味を持つようになった。スーツを着て仕事するサラリーマンにとっては革靴は当たり前だが、私の職場は服装に関して特に決まりはない。だから革靴ではなくマジックテープ式のスニーカーを履いていた。けれど、外回りの飛び込み営業やフォーマルな場に出ることもちょくちょくある以上ちゃんとした服装も必要だろうと思って昨年末に革靴を1足購入した。服装全体の見直しが必要だったけど、とりあえず「おしゃれは足元から」という言葉通りにまず革靴を買うことにした。買ったのはリーガルのUチップである。アウトレット店で2万円ほどした。同時にシューケアグッズも購入した。さらにシューツリーもネットで購入した。良い革靴なら修繕しながら使えば10年以上履けるというのに興味がわいたので値段の高い革靴にした。これまでは高くても5千円ほどの革靴しか履いたことがなかった。就職活動の時も安物のローファーだった。最初の会社では工場での営業事務が長く、安全靴に作業服で仕事をしていたので革靴とは無縁だった。そんなわけで30代半ばにして「革靴デビュー」したのである。
 リーガルで購入したブラシとクリーナー、靴墨を使って履くたびにケアをしていた。革靴必須の職場ではないので週2日程度履き、それ以外の日はスニーカーを履くことで1足でも革靴を休ませることができていた。革靴に関心を持つようになってネットで革靴のサイトを巡ったり革靴の入門書を読むようになった。革靴にもフォーマル・カジュアルの区別があること、私が履いているUチップはややカジュアルだということを知った。冠婚葬祭には良くない(といっても革靴に関心のないほとんどの人はなんとも思わないが)と知ると、フォーマルな場にふさわしい内羽根ストレートチップやプレーントゥが欲しくなった。そして3月にさらに追加で2足買った。またもリーガル・アウトレットである。さらにヤフオクで中古のプレーントゥ1足も買い足し、ローテーションを組めるまでになった。そうやって革靴にこだわり始めると靴サイズを間違えたことに気づく。最初のUチップと内羽根ストレートチップは26センチ、プレーントゥ2足は25.5センチ。私の足は左足が少し大きいので、左足にちょうどいい程度のサイズの靴にして、右足は靴紐をきつめに締めることで調整するようリーガルの店員にアドバイスされ26センチのUチップを買った。しかし、革靴をしばらく履くと底が沈んできたり革が伸びたりして革靴が少し大きくなる。そうするとぴったりサイズが少し大きいサイズになってしまう。かかとが浮くのでちょっと歩きにくい。革靴はキツめのサイズを買うくらいがちょうどいいのだと知る。
 シューケアも毎日するようになると疲れる。ブラッシング、クリーナーと靴墨を使って磨くとなると10分以上かかってしまう。そこでシューケアの方法を調べると、ブラッシングとから拭きだけでお手入れは十分だという。今では毎日はかんたんなお手入れ、クリーナーと靴墨を使うのは月1回程度にしている。
 さらにリーガル以外の高級ブランドにも興味を持った。百貨店で革靴を眺めたり試履するようにもなった。でも私の今の職場ではここまでは必要ない。そもそもお金もない。高級ブランドの革靴を履くならスーツも相当のものを着ないとバランスが悪い。そこまでは出来ないので、当分はリーガルを大切に履き続けるつもりである。